SBI証券で2年以上前の取引履歴を少しだけ楽に調べる方法

SBI証券で3年前に買った株の取引履歴を探したいけど、どこを見ればいいの?

SBI証券で2年以上前の取引履歴を調べる方法として、「電子交付」画面があります。

この「電子交付」画面で、過去5年間分の取引報告書や取引残高報告書を閲覧することが出来ます。

しかし、取引履歴の多い人にとっては何百、何千通という「電子交付のお知らせ」が届いており、それらの中から目的の取引を探し出すことはかなり骨の折れる作業です。

ネット等で調べても、わかりやすくまとめられたものが見つかりませんでした。

今回、絞り込みをすることで件数を減らし、少しだけ楽に調べる事が出来たのでまとめました。

知っている人にはごく当たり前の内容かもしれませんが…。

SBI証券で2年以上前の取引履歴を調べたくなった理由

ここしばらく株主優待の案内がいくつか送られて来てましたが、ほぼほったらかしでした。

先日ブログで書いたアシックスの株主優待も、今回送られてきて初めて前回の優待の残り期限を確認して使いに行ったという経緯もあります。

そしてトヨタやKDDIからは「申し込み期限が過ぎている」という旨の案内が届きました。

トヨタに関しては「手続きが難しいと不満の声が相次いだ」という別の理由もあり期限を大幅に延長したということでしたが…。

KDDIに関してはネットで商品を選択するだけなのですぐに対応しました。

一方、トヨタは「TOYOTA Wallet」という電子マネーが受け取れるという優待です。

アプリを入れ、個人情報を入力と、結構時間がかったという不満はここではおいておきます。

「残高受取は翌日以降」となってましたが、翌日確認するとその金額は3,000円となっていました。

下の表からも分かるとおり、3,000円分は100株以上を3年以上保有する必要があります。

3年以上も持っていたとは思わなかったので、「いつ買ったかな?」と思いました。

ならば、買った日を調べてみようと思いました。

SBI証券で2年以上前の取引履歴を調べる方法

過去2年間を超える「取引明細」の確認方法は?(取引報告書、取引残高報告書のご案内)

過去2年間を超える取引履歴は、当社より電子交付、あるいは郵送交付いたしました「取引報告書」、「取引残高報告書」をご参照ください。

当社WEBサイトの「電子交付」画面では、原則、過去5年間分を閲覧できます。 なお、電子交付、あるいは郵送交付された「取引報告書」、「取引残高報告書」が確認できない場合は、「個人情報に関する開示等請求書」によるご請求手続きで、最大過去10年間のお取引を記載した書面を当社から発送いたします。 過去のお取引履歴が記載された「顧客勘定元帳(写)」の郵送は、半期基準(3月、9月)ごとに1,000円(税込1,100円)の手数料が発生します。

引用元:SBI証券 よくあるご質問

上のSBI証券の内容を箇条書きにまとめると次のようになります。

  • 過去2年までは普通にサイトの「取引履歴」から確認可能
  • 過去5年までは電子交付画面か郵送交付で確認可能
  • 請求手続き(有料)をすると最大過去10年間の取引を郵送で確認可能

電子交付画面について

今回、過去5年間を調べるために、おそらく初めて電子交付画面の検索欄を触りました。

するといくつかの絞れる条件があることに気づきました。

先ほどのトヨタを例に3年以上前に購入した日を調べてみたいと思います。

まずは「口座管理」画面から右上の方にある「電子交付書面」をクリックします。

そして、「電子交付サービス」画面の「閲覧」と書かれた黄色い四角をクリックします。

すると、以下の画面になります。

ここで注意が1点、上の図の左のツールバーの赤枠「2022年4月22日以前の取引報告書等」というボタンがあります。

これは旧システムで電子交付されたもので、現在は「e-私書箱」など別の所に格納されています。

そのため、現在の電子交付画面とは別枠で表示されるようになっています。

ですので、2022年4月22日以前の取引を調べるには、このボタンを押す必要があります。

電子交付画面からトヨタ株の取引履歴を探し出す

それでは、トヨタを3年前の2022年に購入しているか調べます。

まずは上の図の青枠の中にある「絞り込み」ボタンをクリックします。

すると、下の画面が表示されるので「書面書類」は「株式取引報告書」を選びます。

キーワードに「株式取引報告書」と入れてもいいです。

そして交付期間は2022年の取引を調べたかったので図のようにしました。

ここは2022/1/1~でも2022/4/23~でもどちらでもOKで、再検索ボタンを押します。

すると3件の「株式取引報告書」が表示されました。

私の株取引は移住生活を始めたここ2年で増えて、このころはあまり株取引をやってませんでした。

3件なら確認は簡単です。

中身はENEOS、ソースネクスト、日本航空でトヨタは入ってなかったです。

現在、ENEOSと日本航空は結構プラスですが、ソースネクストは塩漬け中です。

「2022年4月22日以前の取引報告書等」で探す

次に2022年4月22日以前の取引報告書等のボタンを押して調べます。

画面の雰囲気が変わりますが、下の図のように絞り込みの条件を選択して「絞り込む」ボタンを押します。

すると1件だけでした。

ポイントは件名(赤ライン)に「株式取引報告書」と入力することです。

ここは一覧で結果表示される件名の「」で囲まれている語句を入力します(一部でもいい)
最初の電子交付サービスの「キーワードで件名検索」でも同様です。
例:株式取引報告書、取引残高報告書、配当金、譲渡益、信用等
*件名に最初は銘柄名を入力したのですが、それだと何も表示されなかったです。

入力することで結果表示される件名は、青字で「株式取引報告書」と書かれたものだけが表示されるのでかなり絞れます。

そして中身を確認してみると、3年以上前にトヨタ株を買っていたのを確認できました。

まとめーSBI証券で2年以上前の取引履歴を調べる方法ー

2022年4月23日以降の取引履歴を調べる場合

  • 「口座管理」画面から右上の「電子交付書面」をクリック→次の画面の「閲覧」を押す。
  • 「絞り込み」をクリックして「書面書類」と「交付期間」を入力して「再検索」をクリック。→先にキーワード入力もOK。表示リストの「」内の語句(株式取引報告書、配当金等)
  • 表示されたリストを1つずつ確認。

2022年4月22日以前の取引履歴を調べる場合

  • 「口座管理」画面から右上の「電子交付書面」をクリック→次の画面の「閲覧」を押す。
  • 左のサイドバーの「2022年4月22日以前の取引報告書等」ボタンをクリックして検索。
  • 絞り込む条件を選択して「絞り込む」をクリック。この時、件名には表示リストの「」内の語句を入力すればより絞り込める。(株式取引報告書、配当金、信用等)
  • 表示されたリストを1つずつ確認。

最後に

電子交付サービスはたまにまとめて「開封済み」にするために見る位なので、今までそれほど触る機会はなかったです。

なので「キーワードで件名検索」や「絞り込みボタン」があるのも全く知らなかったです。

知っている人にはごく当たり前の内容だと思いますが、私のように結構見ていない人もいて、件数の多さに最初から調べるのをあきらめてた人も多いのではと思いブログでまとめてみました。

例に調べた2022年は取引数が少ないと思い、2024年で同じ事をしました。

すると全件数は372件で、「株式取引報告書」で絞れば40件という結果でした。

最初は全部を1つずつ確認しなければいけないと思っていたことを考えると激減です。

また、最近の株主優待は長期で持つほど内容がグレードアップすることもあります。

私の持株でもそれに該当するものがあったので、いつ買ったか調べてみようと思います。