
9月14日(日)福岡サンパレスで開催された大黒摩季さんのライブに行ってきました。
少し前に弟を亡くしたばかりで、復帰して最初のライブだったようです。
そんな事情もあって、アンコール時は「今日だけ…」という言葉が何度か聞かれました。
ですので、「アンコール時の選曲やMC内容も福岡オリジナルなのかな?」と思いました。
そのアンコールの時に思ったことをとりとめもなく書いてみました。
話の内容があちこち飛躍してしまいましたが、興味あれば読んでください。
福岡サンパレスでの大黒摩季さんのライブ
ライブの日にちを勘違いしていました
9月14日(日)は福岡サンパレスでの大黒摩季さんのライブの日でした。
しかし私は恥ずかしながら当日の昼過ぎまで来週だと勘違いしていました。
なぜ気づいたかというと、たまたま目に入ったヤフーニュースのおかげです。
そのニュースとは大黒摩季さんの活動再開報告でした。
「来週のライブは開催されるのかな?」と思い読んでいると、
「音がきっと癒してくれるから 今日の福岡公演も、明日の大分公演も全身で音に抱かれ 今しか鳴らない尊い音をありのまま一途に奏で かつて九州人の妻として16年間お世話になったご恩返しをするべく大黒摩季の音を放ちます」
引用元:ヤフーニュース
という一文があり、「今日!?」と驚き予定を見るとその通り本日17時開演となっていました。
あわてて、コンビニまでチケットを受取に行きました。
福岡サンパレスの会場内

私は大黒摩季さんのライブに行くのは初めてです。
会場内の年齢層は40~50代が多く男女は半々といった印象でした。
グッズ売り場はかなり混雑していて、階段の上の方まで並んでいました。
座席は1階の後ろのほうの通路沿いでしたが、座ると以前もこの辺に座った気がしました。
私が福岡サンパレスにライブで来るのは2度目です。
前回行ったライブは5月18日の槇原敬之さんのライブです。
後にその時の座席を調べてみると、前回は斜め1つ前の席でなかなかのニアミスでした。
ライブ開演
ライブは17時を15分以上過ぎて開演しました。
前半は「世界旅行」をテーマにした演出で、新曲も歌い衣装も頻繁に着替えられてました。
そして後半の方は、ヒット曲で盛り上がりました。
そしてアンコールの手拍子が鳴り響きます。
アンコールについて

1曲目は福岡オリジナル?
アンコールの時はMCから始まりました。
今回の弟が急に亡くなられたことや数年前に母を亡くされたことなど…
そして、「今日だけは甘えさせてもらっていいですか?」、
「今日だけは泣いてもいいですか?」みたいなことを言われて1曲歌われました。
曲名は「悲しくてやりきれない」でした。
これは今回限りの福岡オリジナルみたいでした。(ネタばれにはならない?)
今日のら・ら・ら
そして「ら・ら・ら」です。
この曲の演出は大黒摩季さんのツアーでの恒例になっているものだそうです。
「今日のら・ら・ら」というもので、各会場の「ら・ら・ら」を収録して講演終了後1週間限定でYouTubeで公開するそうです。
この時、大黒摩季さんは会場内を歩き始めました。
私の席は後ろの方だったので「ここまでは来ないだろう」と思ってたのですが、1階席の1番後ろまで来られました。
そして、私の席の近くの最後列で車椅子の女性客に「ら・ら・ら」のサビの部分でマイクを向け、その女性客も歌われていました。
その後、その女性が涙ぐんでいたのも印象的でした。
そして私の席の横の通路を降りてこられました。
「これはひょっとしてハイタッチできる?」と期待しました。
しかし、結果はスルーされ私の後ろの人とハイタッチされていました。
でも、その人とハイタッチされる時に腕を伸ばされた瞬間、偶然私の指と大黒摩季さんの腕が少しだけかすりました。
これはこれでいい思い出になりました。
そして最後にもう1曲歌われてライブは終了となりました。
最後に「今日のことは一生忘れません」と言われていました。
ちなみに、「今日のら・ら・ら」のYouTubeに少しだけですが、私も映っていました。
アンコール時にいろいろ思ったこと

弟を亡くしてからまだ8日目。
決まっていたライブとはいえ、なかなかつらいものがあるだろうと思いました。
私も2年前に母を亡くした時は、月曜日からの出社の前に少しでも日常生活のリズムに戻そうと、無理してジムに行ったことを思い出しました。
ライブとジムでは比べものにならないですが、日常生活のリズム戻すことに向けて何か活動することや、仕事をするということでいろいろと気が紛れたのを覚えています。
また、大黒摩季さんの母親も数年前に亡くなっておられます。
ネットニュースなどでそういうことがあったことは知っていました。
でも、今回なぜか気になりだしたので、帰ってからネットで調べました。
すると、大黒摩季さんが51歳の時に持病はあったものの突然亡くなられたとか。
実は、私の母も私が51歳の時に、特に持病もなかったのですが突然亡くなっています。
また、父親も30代の時に亡くなられているようですが、私も30代の時に亡くしているので奇妙な共通点があるなと思いました。
「悲しくてやりきれない」を歌った訳
先ほども書いたように、アンコールの1曲目は「悲しくてやりきれない」でした。
作詞はサトウハチローさん、作曲は加藤和彦さんです。
この曲は1968年に発売された「ザ・フォーク・クルセダーズ」の楽曲です。
「おらは死んじまっただ」で始まる「帰って来たヨッパライ」を歌ってたグループです。
今回、なぜこの曲を歌ったのか気になりました。
単に大黒摩季さんの率直な気持ちを表す「悲しくてやりきれない」というタイトルだからか?
それとも他に意味があるのか?と思いこの曲について調べてみました。
「悲しくてやりきれない」の歌詞
胸にしみる空のかがやき 今日も遠くながめ涙をながす 悲しくて悲しくて とてもやりきれない このやるせないモヤモヤを だれかに告げようか
白い雲は流れ流れて 今日も夢はもつれわびしくゆれる 悲しくて悲しくて とてもやりきれない この限りないむなしさの 救いはないだろうか
深い森のみどりにだかれ 今日も風の唄にしみじみ嘆く 悲しくて悲しくて とてもやりきれない このもえたぎる苦しさは 明日もつづくのか
曲の背景
実は、作詞を担当したサトウハチローさんは広島の原爆で弟を亡くされており、歌詞にはその時のやるせなさや悲しみ、戦争への怒りが込められていると言われているそうです。
歌詞には、具体的な悲しみの原因は明示されていませんが、「胸にしみる空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす」「白い雲は流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる」といった情景描写を通して、やりきれない感情が表現されているとされています。
加藤和彦さんが作ったメロディーは決して暗いものではなく、メジャーコードの明るさがあるため、悲しい歌詞と明るいメロディーが組み合わさることで、聴く人に「悲しすぎるけれど何とかなるかもしれない」という希望を感じさせる効果があるとも言われているそうです。
こういうことから考えると、戦争は別として、今回の選曲はピッタリだったような気がします。
ご本人に理由が聞ければ聞いてみたいものです。
槇原敬之さんのライブのサプライズ曲
大黒摩季さんが今回限りの「悲しくてやりきれない」を歌ってるのを聞くと、別のシーンも思い出されました。
このブログの前半に座席のニアミスを書いた5月18日の槇原敬之さんのライブです。
この日は偶然にも槇原敬之さんの誕生日だったので、アンコール終了後に客席から
「ハッピーバースデー」の合唱がありました。
そのお返しとしてサプライズで「君は僕の宝物」を弾き語りしてくれたことを思い出しました。
それぞれの歌の背景は正反対と言ってもいいかもしれませんが、その時限定の歌を聴ける場面に出くわしたことは貴重な体験をしてるなと思い、感慨深いものがありました。
大黒摩季さんと槇原敬之さんの接点は?
このブログを書くときに、槇原敬之さんの誕生日を間違っていないかネットで確認していたところ、実は大黒摩季さんと同じ1969年生まれということに気づきました。
せっくかなので、他にも何か共通点や接点がないのかAIに聞いてみました。
すると次のような答えが返ってきました。
大黒摩季さんと槇原敬之さんに直接的なコラボレーションや共作の記録は見当たりませんでした。ただし、いくつかの間接的な接点や共通点はあります。
共通点・間接的な接点
- 同時代のJ-POPシーンを牽引
1990年代のJ-POP黄金期に、両者ともミリオンヒットを連発していました。大黒摩季さんは「ら・ら・ら」「あなただけ見つめてる」など、槇原敬之さんは「どんなときも。」「もう恋なんてしない」などで、同じ時代の空気を作っていた存在です。 - ビーイング系 vs. ソニー系
大黒摩季さんはビーイング系のアーティストとして活動しており、ZARDやB’zと同じラインにいました。一方、槇原敬之さんはCBSソニー(現・ソニーミュージック)からデビューしており、レーベルは異なるものの、音楽業界内での評価はどちらも非常に高かったです。 - 作詞・作曲家としての才能
どちらも自作自演のシンガーソングライターであり、他のアーティストへの楽曲提供も行っています。音楽的なスタイルは異なりますが、歌詞に込めるメッセージ性や人間味には共通するものがあります。 - テレビ番組や音楽祭での共演の可能性
明確な記録は見つかりませんでしたが、音楽番組(例:『ミュージックステーション』や『FNS歌謡祭』)などで同じ回に出演していた可能性はあります。
個人的には、お二人から「福岡サンパレスで、本来の予定にない曲を歌ってもらえた」という共通点ができました。
最初にも書きましたが、今回のライブの特にアンコールの時に思ったことを書きました。
本来の大黒摩季さんの話からは飛躍してしまった感がありますが、
あくまで自己満足なのでお許しください。