
お盆に京都に住んでいる妹家族の家に行ってきました。
京都といっても奈良との県境くらいの場所です。
今回の1番の目的は少し前に書いた、妹の長男に産まれた子供に会うことでした。
でもその前に「なら燈花会」に最終日の8月14日に妹と妹の三男とで行ってきました。
年に数回しか開かれない「観相窓」が開かれた貴重な様子を写真とともに紹介します。
なら燈花会(とうかえ)とは
「なら燈花会」は、1999年に始まった市民手づくりの灯りの祭典です。
奈良公園一帯に数万本のろうそくが灯され、静かな祈りと癒しがイベントの魅力だそうです。
- 開催期間:2025年8月5日(火)〜14日(木)
- 時間:19:00〜21:30
- 場所:奈良公園一帯(東大寺、春日大社、興福寺など)
- 入場料:無料(一部体験は有料)
- 公式サイト:なら燈花会公式WEBサイト
私の出身は奈良です。
ですので、奈良公園には子供の頃はよく行きました。
ですが夜間に行ったことは記憶にないですし、大仏殿に入ったことも数回しかありません。
しかもこのイベントは1999年に始まっており、その時は奈良に住んでいなかったのでイベントは初めてですし、存在も知らなかったです。
まずは、大仏殿へ向かいます

(上の写真は「中門」で、大仏殿手前の手前にある門です。)
会場は9エリアで構成されてますが、我々の目指す会場は東大寺大仏殿です。
時間は19:00~21:30までです。
年に数回しか開かれない「観相窓(かんそうまど)」が8月13、14日に開かれるので、それをまず見に行くことにしていました。
19時過ぎには結構並んでましたが、予想よりはましだったかなという印象でした。
並んでいると鹿が歩いてました。
奈良公園では珍しくはないのですが、夜になると山に帰っていなくなると思ってたので少し意外な気がしました。
大仏殿に入る前に中門があるのですが、そこをくぐる前に係員が拡声器で注意事項を言われます。
それが終わると数十名単位のブロックになって入場します。
観相窓から、そして大仏殿の中から大仏様を拝む

上の写真は大仏殿で真ん中くらいに大仏様の顔が見えていますが、そこが観相窓です。
初めて観相窓から大仏様を拝観することができました。
テレビで見たことはありましたが、実際に見てみると夜間にライトアップもされているのでかなり存在感が際立ち幻想的な光景でした。
そして大仏殿の中に入りますが、8月13日と14日は拝観料は無料となっています。

大仏殿の中も明るいのではっきりと拝観できます。
以前明るい時間帯に拝観した時は少し薄暗い大仏殿の中に入って、ぼんやりと大仏様が見えてくるような印象でしたが今回は逆の印象でした。
人も混み合っており、どこからか「万博の予行演習やな」という声も聞こえてきました。

大仏殿を出て、鏡池越しに中門と大仏殿を撮影しました。
幻想的な大仏殿ですが、もう少しうまく撮影できてたらなと思います。


大仏殿でかなりの時間を使ったので少し急ぎます。
浮見堂会場に行こうと思ったのですが時間的に厳しかったので予定を変更しました。
中元万燈籠と書かれているゲートのような間を抜ける道を進み、浮雲園地会場を足早に見て帰途につきました。
慌ただしかったですが、観相窓から大仏様を拝観できたので満足です。
観相窓が開くのは年2回だけ?
今回、なら燈花会に行く時に観相窓が開くのは1年に1回と聞いていたので「ほんまかな~」と思って調べてみました。
すると1月1日元旦の0:00~8:00と8月15日の万灯供養会19:00~22:00の年2回となってました。
「8月15日万灯供養会?」、「今日は8月14日、なら燈花会!?」どういうことかと思いました。
なら燈花会と万灯供養会
AIに「なら燈花会」と「万灯供養会」は別々のものか?と聞くとまとめてくれました。

別々のイベントですが、開催時期と場所が近いため連続して楽しめるとのことです。
また、通常は「元旦」と「8月15日」の年2回のみが公式の観相窓を開くタイミングですが、「なら瑠璃絵」や「なら燈花会」の期間中にも特別開扉されることがあるとのことです。
「なら瑠璃絵」を少しだけ調べると、毎年2月8日~2月14日まで行っている「瑠璃色の光」で奈良の三社寺をつなぐ幻想的なイルミネーションのイベントらしいです。
とすると、観相窓は公式で2日、なら燈花会で2日、なら瑠璃絵で7日の年間で合計11日間開いてることになるのでしょうか?
いずれにしても少ないことには変わりなく、見てみる価値はあると思います。
機会があれば是非ご自身で日程確認の上、行かれることをおすすめします。