昨年2024年10月13日~14日にかけて日本山岳耐久レース(24時間以内)、通称「ハセツネ」というトレイルランニングのレースに出ました。
胃の不調で71.5 Kmの大半を歩き続け、14日の昼頃にゴールしました。
そして、そのまま栃木県の鬼怒川温泉に泊まりに行きました。
その時のことを、忘備録を兼ねたレビューを書きたいと思います。
初めての栃木県
会社を休職して移住生活をしている身にとっては時間があります。
ですので、最近はマラソンなどで遠征したときはレース後に観光旅行するようにしています。
昨年10月のハセツネの後は栃木県に行くことにしました。
1番の目的は日光東照宮を見てみたいと言うことですが、栃木県に行ったことがないというのも大きな理由です。
鬼怒川温泉までの移動が大変だった

このレースが終わって、すぐに向かったのは宿泊予約をしている鬼怒川温泉でした。
しかし、これは24時間以上寝ていない者にとってはつらいものがありました。
レース会場の最寄駅である「武蔵五日市」から「鬼怒川温泉」までは電車で4時間以上です。
しかも、20分~50分間隔での乗り換えが5回もあるので寝ることもできません。
まして、レースで胃をやられていたので便意とも戦わなければなかったです。
しかし便意は、電車の中でじっとしている分にはあまりなく助かりました。
出発して約2時間半で埼玉の春日部駅に到着しました。
ここから特急スペーシアX11号に乗りました(スタンダードシートですが)。
しかし、ここから次の乗換の下今市駅まで3駅で約50分ですが、とうとう寝てしまいました。
ある駅で停車した時に目が覚めたのですが、窓から駅名が見えず、乗客に聞こうとしてもガラガラで誰も近くにいないので、とりあえず荷物を持って電車を降りました。
それでも駅名が見当たらず人もいない状態でしたが、本能的に「この駅は違う」と思い、再度電車に乗り込みました。
そして出発してアナウンスを聞くと、次が下今市駅で今の駅は新鹿沼駅でした。
なぜ「この駅は違う」と思ったかというと、下調べをしている段階で下今市駅は鬼怒川温泉方面と日光方面の分岐点だったので、もう少し人がいたり賑やかなのでないかと勝手に思ったからです。
結果はたまたまでしたが大正解でした。
次の下今市駅で下車し、鬼怒川温泉行きに乗り換え約30分で無事到着しました。
そこから歩いて10分くらいで本日の宿の「伊東園ホテルニューさくら」に到着しました。
残念ながら胃の不調で食事はほとんど食べれませんでしたが、温泉には癒やされました。
日光東照宮と華厳の滝へ
日光東照宮
翌日はレンタカーを借りて観光しました。
移住生活を始めてから3回目の運転で少し不安を感じつつも大丈夫でした。
まずは「日光の社寺」としてユネスコ世界文化遺産に登録されている日光東照宮に行きました。
日光東照宮は徳川家康の墓所であり、家康を神として祀る神社です。
東照宮は「東から照らす神社」という意味です。
神となり、日本列島の東側から全国を照らし守護しているそうです。
また本人の遺言により、徳川二代将軍(息子)の秀忠のもとこの地に鎮座し、家康を厚く尊敬していた三代将軍(孫)の家光により、現在の豪華絢爛な社殿に建て替えられたそうです。


三猿
「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な三猿は、拝観券を買ってくぐる最初の表門を入ったすぐの所にありました。

この彫刻は8面の彫刻からのもので(建物の側面にもある)、人間の一生を示しているそうです。
なお、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は人間の幼少期の時期にあたるそうです。
「幼い頃は悪いことを見ない、言わない、聞かない方がいい、良いことだけを受け入れて成長してほしい」という教えが込められているとのことです。
眠猫
眠猫は国宝にも指定されているそうです。
一見すると大きそうに見えますが、実際には頭からお尻まで約20cmだそうです。

眠猫の意味ですが、裏側には2羽の雀が彫られています。
猫は雀を捕まえる動物ですが、眠猫は平和に眠っているため、雀も安心して過ごせるという構図になっているとのことです。
ですので、徳川家康公によって戦乱の時代が終わり、平和な世の中が訪れたことを象徴していると解釈されているそうです。
奥社宝塔(御墓所)
眠猫から石の階段を207段上がると奥社拝殿があります。
前日71.5 Kmの半分以上を走らずに歩いたからなのか、筋肉痛もほぼなく普通に歩けました。
胃の具合は少しましにはなりましたが、飲食するとまだ不安が残ります。
奥社拝殿の裏に徳川家康公の墓である奥社宝塔があります。

宝塔には徳川家康公の分骨された骨が納められている言われてるそうです。
また、宝塔の近くには願い事が叶うと言われる樹齢約600年の叶杉があります。
いろは坂
日光東照宮を観光して、次に向かったのが華厳の滝です。
ルートとしては、日光市街と中禅寺湖を結ぶ「いろは坂」を通っていきます。
いろは坂は第一いろは坂(下り専用)と第二いろは坂(上り専用)があり、2つの坂を合計すると48カ所の急カーブがあることから「いろは48文字」に例えてこの名前がついたそうです。
時期が10月中旬ということで、紅葉を期待してたのですが、ほとんど紅葉は見られませんでした。
毎年、紅葉で渋滞が発生すると聞いていましたが、この時は工事渋滞が発生していました。
この時はおそらく1時間くらいは渋滞でかかったと思います。
時間があれば行こうと思っていた「戦場ヶ原」はこの時にあきらめました。
いろは坂を走ってきて二荒橋前という交差点に出ます。
ここを右に曲がれば華厳の滝で、左に曲がれば中禅寺湖があります。
私はあえて左に曲がり、中禅寺湖畔にある駐車場に止めることにしました。
理由は、気候もよく街並みがいい感じだったので歩いてみたくなったからです。
こういうことができることに一人旅の魅力を感じます。
華厳の滝

駐車場から華厳の滝まではおそらく1Km程度だったと思います。
滝が近づくにつれて、「ゴォー」といった音が大きく聞こえてきます。
そして写真のような華厳の滝が現れました。
この頃はまだ自分がブログを始めるとは全く思ってなかったので、写真も掲載することを意識せず撮ってました。
華厳滝(けごんのたき)は、栃木県日光市にある、落差97メートルの滝。中禅寺湖から流れ出る大尻川(おおじりがわ)が、平常時の水量では幅7メートルにわたり岸壁を落下する。袋田の滝(茨城県)、那智滝(和歌山県)とともに「日本三名瀑」の一つとされる景勝地、観光地である。
引用:Wikipedia
日本三名瀑の1つである華厳の滝に来ることができました。
那智の滝は子供の頃に何度か行っています。
3つ制覇するのには茨城県の袋田の滝だけとなりました。
実はたまたま11月に茨城県の「つくばマラソン」にエントリーしていました。
走った後はもちろん観光する予定ですが、袋田の滝の場所を確認すると、「ちょっと遠すぎる」というのが現在の本音です。
次のブログに続きます。