
福岡に移住してきて2年目ですが、こちらに来てからおそらく20年ぶりくらいに様々なアーティストのコンサートに行くようになりました。
去年は2回、今年は今回で6回目です。
松田聖子さんのコンサートは初めてでしたが、今までにない満足感を得られたコンサートでした。
当日までの不思議な感情
今回のコンサートが当選したことを知人に話したところ、「松田聖子はいまだに熱狂的なファンが多いのでチケットはなかなか当たらない」と言われていたのでラッキーと思っていました。
しかし、なんとなく不思議な感情がありました。
- 昔はテレビなどでよく聞いていたが、ファンというほどでもなかった。
- はじめてのジャンル(アイドル)のコンサート。
- 最近の活動はほとんど知らない。
- でもなぜか無性に見てみたい。
最初はなんとなく見てみたい程度でコンサートに申し込んだのですが、いざ当選してみると無性に見たいという不思議な感情がこみ上げてきました。
理由はわかりませんが、「自分の中で松田聖子を整理できてないから?」と思い始めました。
「昔の松田聖子を求めているのか?、現在の松田聖子を見たいのか?」
何かを求めている感じがあるのですが、それが何かは分からずモヤモヤしたまま当日を迎えました。
最近はメディアで見かけることも少なくなりましたが、こうしてマリンメッセ福岡という1万5千人規模の会場を満員にできるのでまだまだ健在です。
予想通り会場内はごったがえしていました。
「松田聖子のコンサートに来た!」という写真を撮りたかったのですが、結局下の2枚しか撮れなかったです。


グッズ売り場も売っている物さえ見えなかったです。
客層としてはやはり50~60歳くらいの女性が多いように見えました。
会場内に入り席を探します。今回は事前確認をしていませんでした。
「2階 スタンドR」と書いてあります。ステージから見ると、右サイドの奥の方の席でした。
いよいよ開演!!
17時開演となってたのですが、定刻になっても始まりません。
まだ、たくさんの観客が席に着いておらず会場内を歩いてるように見えました。
でも17時10分くらいに会場の注意事項のアナウンスがありました。
そして、それが終わるとアリーナ前方のはっぴを着た親衛隊らしき人?(暗くて遠いからよく見えない)から、「せいこ」コールが始まりました
するとそれはすぐに会場全体に広がっていきます。
そして音楽が流れ、幕が開き、本人が登場し「あ~わたしの恋は~♪」で最初から大盛り上がり!
ステージは宮殿の椅子がある部屋?が真ん中にありました。その部屋の外には草原が広がり、そこには彫刻の柱が何本か立っている(このページのトップの写真のイメージ)背景に見えました。
少し高い位置にある部屋からは階段でステージに降りれるようになっています。
そのステージを見た時、なんとなく懐かしい気が…
タイムスリップ!?
親衛隊、歌、ステージこれら3つが融合した時、「あっ!」と思いました。
子供のころにテレビで見ていたベストテン、トップテンなどの歌番組の世界が目の前に!!
昭和の時代にテレビを見ている自分ではなく、テレビの中で実際に観客としてステージを見ている自分にタイムスリップしたような気になり、「これが見たかった!」と「ジ~ン」と感動してしました。
そして往年のヒット曲がどんどん続きます。ステージの背景は実は映像だったようで、その後もいろいろと変わっていきます。
特に模様が後方に流れていく映像は、ドラえもんのタイムマシンのシーンを連想させ、昭和から令和の現在に戻ってきていると勝手に妄想してました。
自分が見たかったもの
おそらく30分以上、歌とダンサーの踊りがノンストップで続きました。
そしてMC、「今日は私のコンサートに来ていただきありがとうございます。」
このフレーズにも過去の記憶との出会いがありました。
小学生のころ、雑誌で「小学〇年生」というのがありましたが、そういった雑誌で松田聖子特集などの漫画があった時、決まって出てきていたセリフだったような記憶がよみがえりました。
40年ほど経った今、そのフレーズが生で聞けるとは!
また、このコンサートに当選してからからなんとなく「ライブとコンサートの違いはなんだろう?」と思ってました。
それはもちろん音楽の種類やアーティスト、それらによるところは大きいと思いますが、私の中では「松田聖子=コンサート」という思いがありましたので、「ライブ」と言われるとおそらく少しがっかりしたと思います。
期待通りに御自分のステージをコンサートと言ってくれました。
これでコンプリートです。頭の中でパズルが完成しました。
自分が求めていたもの、見たかったもの、
「現在の松田聖子による、私が子供のころ思い描いていたコンサート」
こんなシーンが見れるとは夢にも思ってませんでした。
会場に来るまで感じていたモヤモヤも消えてしまいました。
「探してたものが見つかった」と別に探してたわけではないですが、「無意識に探してたものを見つけた」とそんな気分にさせてくれました。
コンサートは続く
最初のMCの時点で「今日来たかいがあった」と満足してしまったのですが、まだまだ前半です。
その後もコンサートは続きます。
アコースティックコーナー、観客のプラカードの曲を見て少し歌うリクエストコーナー、そしてメドレーへと続いて行きました。
メドレーでの衣装はピンクのドレスで10代のころに着ていたようなフリフリタイプ。
「まだ着てるか~」と思いながらも似合ってます。
「こういうドレスが1番似合う63歳」と思って見てました。
ステージを左右に走ったりもしてましたが、走るフォームもきれいでした。
アンコールを2曲歌ってコンサートは終了。
今までにない、過去と現在の両方の自分が満たされたという満足感がありました。
また来年も行きたいと思いました。
Eighteenを歌ってるときに「Eighty(80歳)まで頑張る」と言ってましたが、ぜひ頑張ってほしいものです。
最後に
今回の内容はコンサートを見た記憶をたよりに自分の感じたことを書きました。
座席もステージから遠くて暗かったので不正確な部分もあるかもしれませんが、その辺は大目に見ていただければと思います。
50歳を過ぎても新たな感動を得ることができたことに感謝です!!